シャンゼリゼをコンコルド広場に向かっていく途中にあるプティ・パレ(Petit Palais)。
シャンゼリゼからちょっと離れたところに建っているので見逃されがちなのですが、ここは実は隠れ家的な存在でぜひ訪れてほしい場所です。
と言うわけで、今回はプティ・パレについてのお話。
プティ・パレ、正式名称 "Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris"(パリ市立美術館)の歴史は古く、1900年のパリ万博のために建設された建物で外観が素敵💕
で、さらに!
プティ・パレ美術館の入場料は、パリ市によって運営されているので無料✨
こーんな素敵な場所が「無料」なんです。
パリの美術館は€12〜€16ぐらいするのは当たり前だから、とーってもありがたい限り。
名だたる巨匠の名画が無料で見れるなんてこんな贅沢なことはありません。
時間がある時にふらっと入って息抜き〜って言うのもありです。
セキュリティチェックを終えると目に入るのが、いきなりだだだーんと目をひく豪華な色彩と細部の描写が目を引く天井画と大きな像。
一歩足を踏み入れると、壮大なアートの世界が広がってます。
左には企画展、右には常設展。
もちろん展示されている作品も素晴らしいのですが、私のイチオシは中庭。
プティ・パレの魅力はなにを差し置いてもこの中庭。
この中庭、まるで都内のオアシスのような空間。
美術館の内部に位置している中庭は、穏やかでリラックスした空間が流れ、都会にいることを忘れさせてくれます。
きちんと手入れされた庭園が広がり、この日は気持ちのいい晴れの日でピンクの花が咲き誇り、庭園を歩いているだけでも心が浄化されていく感覚😊
友人と談笑していたり、思い思いの時間を過ごす人たちでいっぱいで、観光に疲れて休憩したい、という時にもぴったりかも。
この中庭には「Le Jardin du Petit Palais」というカフェが併設されていて、コーヒーやお茶を飲みながら中庭の美しさを堪能することができます。
さて、エントランスに戻り、彫刻が並ぶ壮麗な部屋へ。
この部屋は、美術館内の彫刻コレクションを展示しているスペースの一つで、多様な時代やスタイルの彫刻作品が鑑賞できます。
上の写真に写っているロングドレスを着た女性の彫刻がすごい!
レースや皺の部分が彫刻とは思えないほど繊細で思わず見入ってしまいました。
プティパレの常設コレクションは、まさにフランス美術の精華を集めた宝庫なんですね〜。
美術館内では、古代から19世紀末に至るまでの絵画、彫刻、工芸品が展示されています。
特に注目すべきは、ルネサンス期からロココ様式の作品、そして印象派の巨匠たちの画作。
この無料で公開されているコレクションには、レンブラント、ルーベンス、クールベ、モネ、セザンヌ、モディリアーニのような名画家の作品があります。
これ、美術の教科書で見たかも(笑)
沈む太陽の光が川面に反射する様子や、寒々とした冬の空気の表現が素晴らしい。
さすがモネ。
さてさて、こちら地下へ向かう階段。
すごくない?
まるでレースのような繊細な鉄の模様は、見逃しがちですがとても美しいので必見!
天井には豪華なフレスコ画やモザイクが施され、階段を上がるごとに美術館のコレクションへと誘い込むような雰囲気を醸し出していました。
シャンゼリゼ通りやコンコルド広場、サンジェルマンからも徒歩で向かうことができ、無料で巨匠たちのアートを好きなだけ堪能でき、さらにカフェで一休みもできる。
プティパレはとーっても素敵な場所なので、パリに訪れたら是非足を運んでみてください。
プティ・パレ(Petit Palais)住所:Avenue Winston-Churchill 75008 Paris電話番号:+33-1-53-43-40-00開館時間:火曜~日曜日 10:00-18:00(金曜、土曜は企画展のみが21: 00まで) 休館日:1月1日、5月1日、7月14日、11月11日、12月25日最寄駅:Champs-Élysées - Clemenceau駅、Franklin D. Roosevelt駅入場料:無料(常設展のみ)
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